胸が…当たってる…。 「ご、ごめんなさい!」 勢い良く飛び退いた彼女は、めっちゃ切迫した感じで謝る。 「自分の体くらい、自分で支えろっての。 お前が俺に倒れてきたせいで、制服に水滴が付いちまったじゃねぇか」 なんて皮肉なこと言うが、シャンプーの匂いまでついてしまったことまでは言わない。 「あ、あんたが急に! 入って来ようとするからでしょ!」 とは言いつつ、小夜は俺を玄関に入れてくれている。 それに気づいた小夜は、靴を脱いで1段上の床に上がる。 「で、結局何の用?」