今絶対ドアに顔をぶつけたな。 「はい…?」 すると出てきた小夜は、ぐっしょり濡らした髪の上にタオルを置き、尚且つ薄着だった。 ……風呂上がりだとしても、ちゃんと整えた格好しとけよな。 「なんだよ、その格好。 色気ねぇくせに、頑張って誘惑しようとするな」 「わわっ! 結月…。 何で今頃!? もうちょっと遅い時間に来ると思ってた。 ………そんな言い方しなくていいじゃん! ご近所さんかと思って、慌てて来たんだよ。 それに……そんな堂々と言わないでよ、恥ずかしい」