そう言ったあたしは、覚悟を決める。 周囲の目がこちらを見ていないか確認する。 よし、一応大丈夫のようだ。 背伸びしてようやく届きそうな身長をしている結月。 彼の肩を、こちらにぐっと引き寄せる。 「!」 相手の目線が丁度良くなった所で、口を近づけた。 しかし鼻にあたってしまい、ちゃんと口には当たらなかった。 「下手くそ! 鼻にあたったじゃねぇか!」 「口に触ったでしょ。 もういいでしょ!」