行くぞ」 強引にあたしは手を引かれる。 「え! まだ大斗と話したかったのに!」 「いいだろ、昨日話したんだから。 とにかく行くぞ!」 あたしが大斗に何も言えないでいると、彼は手を振ってこちらを見ていた。 はぁ。 って! 何でまだ手首確保されてんの。 「わかった! もう大斗に話しに行かないから、離して!」 すると歩きながらもこちらを見られる。 うわぁ。