その犬は私を見て飛び付く。 早くも黒ちゃんと意気投合しているようだった。 「やっと笑った!」 朝霧さんは私を気遣ってくれてたのか。 楽しませようとしてくれてたのか。 「名前つけてやれよ。」 名前か。 変に凝った名前は私が覚えづらいし。 (う~ん…、)