そんな様子を横目で見て、エレナはプイッとそっぽを向いてしまった。 友達の力を借りて勉強を覚えるのと、他人の才能を買って開花させることに、どれほどの差があるのだろう。 あたしはぼんやりとそんな事を考えたのだった。