「……朝の詫び」 「朝?」 あたしは朝叫んだことを思い出した。 「…ノックすれば良かった。ごめん」 「…もちもちが謝った!?」 「俺だって謝るぐらいする」 「素直なもちもちは、もちもちじゃないよ!」 「……何だそれ」 クスッと笑うもちもち。 するとユキくんがもちもちの膝に飛び乗った。 「……ユキに会いたいって言ってただろ」 「それで、お詫びなのね?」 「……ごめん」 「気にしないでよ」 「……気にしないで?」 あっ。マズい。 そう思った時には遅かった。