色々と考え、全て却下しながら学校へ向かう。

やっぱり放課後、本性を知ってしまった今考えると、何も浮かばない。

もし知らなかったのなら、「告白?」なんて考えたり、きっとしていた。




……あ。

アイツ彼女いるんだっけ?




彼女もああやって色々言われるのかな?

まさか…Mだったりする?彼女さん。

……そんなことないか。




それとも、彼女には優しいとか?

優しくしている望月桜太…。




『ハハッ、超ウケる』


『馬鹿でちゅかー?』


『バカメ』




…想像出来んっ。

本当に彼女いるのかよ、アイツ。






聞いてみれば良いんだ。

彼女いるか。





噂を確かめてやるっ!





「真実はいつもひとーつっ!」





…道端で叫ぶのはやめましょう。

ゴミ出しのおばさんが変な目で見ます。