理穂から妊娠を知らされた日俺は家に戻って嵐と作戦会議をしていた。



「嵐……本当に理穂の父親なのか?」





嵐「俺も信じたくはないがそうだな。」





「でも……なんで……」






嵐「なぁ……知ってるか??


伝説の財閥。」





伝説の財閥か……




「あれだろ。
一晩で関西の組を全て潰した財閥だろ」





嵐「あぁ……。」




「でも、それがどうした?」




嵐「それが理穂の財閥だ。」





嘘だろ……



「理穂は……」




嵐「知らない。

だってあれが起きたのは20年前だろ。


知るはずがない。」





だよな……





「なぜまた動き出したんだ?」




嵐「理穂が翔太といることがわかったからだろう。

麗奈の力を使えば理穂の財閥を潰せるが全国No. 1の財閥を潰すのは少し痛いからな。」




そうか……




「とりあえず麗奈と話そう。」




嵐「あぁ……」





そして理穂から電話がかかってきて帰ろうとした。



嵐「理穂なんて?」



「妊娠しただとよ。」




嵐「はぁ⁉︎

お前16の子を妊娠させたのかよ。

俺たちだって18なのに……」




「うっせぇな。
帰るから。」




嵐「そうか。」





俺は帰宅した後麗奈と子供の話をした。



この抗争が始まることはまだ伝えない。




麗奈と話してからだ。