「……ん……ここは…」




翔太??



嵐……??



身体が重い……




翔「理穂っ!!!!
心配させんなよっ!!!!」




「ごめん……」




力が入らない……


喋れるのに身体になんで力が入らないの???



「翔太……身体に力が入らない……」




翔「当たり前だ。

最近喘息続きで身体が疲れて当たり前だ。」




そういえばそうだった



「もしかして……入院するの?」




翔「しなくてはいいが体力が戻るまでここ居る。」



「ここは、麗奈のお家。」




嵐「麗奈が理穂と一緒にいたいんだってよ。

それに、沙羅がごめんな。」



「ううん、大丈夫。」




そういえばあの話しないと



「ねぇ、2人とも……話があるの」





翔「なんだ??」




「麗奈と話してね、一緒に住むことにしたの。」



翔「誰と。」



「麗奈と。」



嵐「待て、どういうことだ?」



「勝手に決めて悪いんだけどね。
今嵐達が住んでるマンションの下の階麗奈がくれるって。
麗奈達が20〜12を使って私と翔太が11〜3までつかわないって言われたの。


私も麗奈と一緒にいたいからいいよって答えちゃったんだけどいいかな?」





翔「マジかよ……」



嵐「翔太……諦めろ。

俺らに拒否権はない。」



翔「しょうがねぇな……」



嵐「あぁ……」






「ありがとう。」





バンッ




ギュッ



麗「理穂っ!!!!


よかった〜〜(涙)」




「麗奈‼︎
あのね、一緒のマンションに住んでいいって。」



麗「そんなの聞いてたの?

嵐達に拒否権なんてあるわけないんだから聞く必要ないわよ?

それより、身体大丈夫??」




それよりって……(苦笑)



「大丈夫だよ。


ねぇ、麗奈……。

買ってきたもの見せ合わない?

ちょー暇(笑)」





麗「そうだね。


いま、持ってくる!!!!」





そう言って麗奈は部屋を出て行った




「嵐、翔太……よろしくね。」





嵐「あぁ……」




翔「当たり前だろ。」






これからの日々が楽しみですっ!!!!




あっ、そういえば……





「翔太お願いがあるの。

夕凪に頼んで私のお姉ちゃんの理紗の部屋の引き出しを開けてって。
その中の物を全て持ってきてって言って欲しいの。」




翔「それはいいが……姉ちゃんいたのか???」




「うん……。
3個上の。


でも……1年前に自殺したの。」





嵐「自殺……」



「夢でお姉ちゃんが引き出しを開ければ自殺した原因がわかるって教えてくれたの。
私……知りたい。

お姉ちゃんがどんな事を抱えていたのか


なんで自殺なんかしたのか。」




嵐「そうか……」



翔「わかった。

夕凪に頼んでおく。」




「ありがとう。」




後はあの男の子の名前を思い出すだけ




本当に誰なんだろ……