私達は襖がいっぱいある廊下を歩きある部屋の前で止まった。



麗「麗奈よ。

入るわね。」




なんか目の前から走ってくる子が



「麗奈!!!!」



ドンッ


麗「いった〜〜」




「大丈夫??」




麗「沙羅!!!!

体当たりするのは止めてって何回言えばわかるの??」




沙「ごめんなさい……


ねぇ、ママ。

そこのおねぇさんは誰?」





麗「お友達。」




「えっと……理穂です。
沙羅ちゃんよろしくね。」





沙「理穂ちゃん、とっても可愛ね。

よろしくお願いします(ニコッ」



「ありがとう。」




沙「理穂ちゃん!!!!

こっちに来て!!!!」



私は沙羅ちゃんに手を捕まれどこかに連れられるみたい




そんなことを思ってた時……




「えっ……」


走ってる??




やばい!!!!




「沙羅ちゃん……ゲホッ……止まって!!!!」




沙「あと少しだから止まらないよー」




麗「理穂っ⁉︎


沙羅!!!!止まりなさーい!!!」




沙「いやだ〜」





「ゲホッゲホッ……ゲホッ」



苦しい……





麗「嵐っ!!!!
沙羅を止めてっ!!!!


理穂が!!!!」





私の意識は朦朧としていた



ゴツン……



沙「パパ邪魔。」



嵐「理穂っ!!!!

ゆっくり呼吸をしろ!!!!」




「ごめん……ゲホッゲホッ……ゲホッ……ゲホッ止まらない……ゲホッゲホッ」




嵐「落ち着け……」




麗「理穂っ⁉︎

嵐!!!!私電話してくる‼︎」




「ダメっ!!!!

ゲホッゲホッ……もう……外にゲホッゲホッ……出れなくなっちゃうゲホッ……


だから……ゲホゲホッ……しないで……ゲホッゲホッ」




あぁ……しんどい。



また入院生活なのかな……





もう……寝ても良いよね……




遠くから麗奈と嵐の声が聞こえる……



翔太……ごめんなさい……




走らないって言ったのに……