どれだけ怒ってんだよ……



「そうか。
じゃあ、親父頼むな。」




來「あぁ……」




海「……ぇ…」




理生「パパ……いいの??
海理くん置いていって。」



「大丈夫。
どうせ、行く所は同じだから。」


理生「そっかー」



俺らは車に乗った。



俺は理生奈に聞いてみた…


理穂に逢いたいかって……




理生「理生奈もね……逢いたいよ。

でもね………もう逢えないのも知ってるから。
だから、理生奈は大丈夫。


海理くんもね……もう逢えないのは知ってるけど、多分ママの手紙を読んだらどうしても逢いたくなったんだと思う。

理生奈にはわかるもん。

ずっと一緒にいるから。」





「そうか……」




それから……俺たちはほとんど会話をしないで親父達がすむ本家に向かった……。