そして教室に戻るとき誰かのお母さんに声をかけられた。


女「ぼく……お母さんは??」




お母さん……



「いません……」




そう言って教室に戻り席に着いた




でもなぜかみんなぼくをジロジロ見る



「ねぇ、なんで僕をジロジロみるの?」



そう前の子に聞いたら



男「お前母ちゃんいないんだってなっ!!!!
かわいそう……。
それに、さっきから父ちゃんも来てないじゃん。
見捨てられたんじゃないのか??」



いるもん……



パパはちゃんといるもん。



「うるさいっ!!!!
僕にはパパがいるもん(泣)
ママはお空にいるだけだもんっ!!!」




ポンッ




パパ……



翔「おい、お前ら。
母親がいないからってごちゃごちゃ言ってんじゃねぇよ。
海理と理生奈にはなお前はみたいな母親じゃないすっげぇママがいるんだよ。
だから……悪口は言うな。
わかったか??」



パパはクラスの子みんなに言ってくれた




嬉しかった……




男「ごめんな。
これからはよろしくなっ!!!!」




「うんっ!!!!」




こうして僕の小学校生活が始まった。