あの後家に帰ったら麗奈がいた。

麗奈はたくさんたくさん泣きながら私と華波に抱きついてきた。





そしてママとパパに怒られた



だけど……全然嫌じゃなかった。




「ママ……パパ。

私を娘と言ってくれてありがとう。」





楓「お母さんが死んじゃったのは私も悲しいわ。
だけど……理穂には私がいるからね。」





「うんっ!!!!
ありがと。
ママ……パパ。
手紙見た??」






來「見てない。」




「なら、あげる。
もう、必要ないから。」


楓「そう。
理穂……お帰りなさいっ!!!!」





「ただいま!!!!
ママっ!!!!パパっ!!!!」






私はママとパパとずっと話していた





死ななくてもいいこと。




お父様とやり直すこと。




華波と友達になったこと。




あったことすべて。








ずっと……ずっとこんな日々が続いてくれるといいな……。









翔「理穂……話がある。」






「ん?
なに??」




楓「じゃあ、私たちはもういなくなるとしましょうか。」






來「そうだな。」







なんなんだろ……






「翔太……?」