三日間からの土日を挟んで
私がやっと学校へ行けたのは週明けの月曜日だった。
いつもよりかなり早めの朝練の時間に合わせて起きて、
髪を整えてご飯を食べて歯を磨いて顔を洗って
制服へと着替えて
何気無いいつもの行動が、
やる気がなくなっていく。
郁人と長めにいたいからと思って焦っていた今までとは違う。
今は郁人に会いたくない。
だって、笑えない気がするから
頑張って、と言えない気がするから。
あ、マネージャーの仕事も沙織先輩しかやってないってことないよね…?
いきなり心配になった私は慌てて準備をしてから、
行ってきますとお母さんとお父さんに伝えながらローファーを引っ掛けて
学校へと走り出した。


