泣き虫とヒーロー ~約束の四つ葉のクローバー~



ポケットのスマホがずっと鳴り響いていて、

気づけばその音も止んでいた。

しばらくして落ち着くと、

ちょうど5時限目終了の時刻。

6時限目は出ないと。

私は教室に戻ると、

そこには麻友も玲奈も郁人も春樹君も理玖君も

みんないなくて、

寂しくなる。

私は自分の席に着くと、

スマホを開いてびっくりした。

やばい。

充電ない。

どうしよ。

そう考えてるうちに、

「「奈緒!!」」

麻友と玲奈の叫び声に横を向くと、

汗だくの二人が私の姿を見て泣きながら飛びついてきた。

「「よがっだぁ〜!
探したんだよぉ〜!!」」

と大泣きする二人をよしよしと抱きしめてる私まで

涙が出てきて、

もう、涙なんて出し切ったはずなのに、

止まらない。

「二人とも大好き。」

無意識に出た言葉に二人は、もっと泣いていた。