泣き虫とヒーロー ~約束の四つ葉のクローバー~



「う、う、うるさい!
高山さんは物じゃないし!
許可を得るなんて何様だ!

それに、沢村さんと付き合ってたのも僕は知ってるぞ!
それに、瀬山なんかより高山さんを幸せにできる自信が僕にはある!」

そう叫んだこいつ。

何最もらしいこと言ってんの?

ドヤッてるの?
どうしたの?この人。

イライラして

口を開こうとした私と同時に、

響いた低い声。

「あ?
奈緒は俺の女だ。
それに、そんなこと言うお前が何様だ?

へー、当事者じゃないのに知ってるんだ?
すごいね、君エスパーですか?」

そう言い切った郁人。

一息で言うとかどんだけ怒ってるの。

心配になって郁人を見上げると

物凄い眼力で、佐野君を見つめる郁人。

何も言えなくなる佐野君に、

「それに、お前が勝手に奈緒の幸せ決めんな。

奈緒を幸せにできるのも、するのも俺なんだよ。」

そう言い切った郁人。

佐野君はまだ何か言おうとしていて、