それから、郁人と同じ家にいるのに会えない時間が増えた。

勉強をずっとしている郁人。

そんな郁人を支えたい。

だけど、寂しい。

そんな気持ちが頭の中を占領する。

完全に応援できない自分が悔しくて、
馬鹿らしく思える。

けど、

支えたい気持ちもあるから。

郁人へ夜食を作って、

部屋の前において、

私は自分の部屋へと戻って眠りについた。