「そんな事で私は傷つかないよ。 傷つくとすれば、郁人の事だけ。 そんなに私の事を傷つけたいなら傷つければいい。 けど、それを郁人への脅しの道具に使うのなら私は美咲ちゃんを許さない。 意味わかるよね? 私はこの先郁人が美咲ちゃんを許しても私が許さないって事だから。」 目を見てハッキリというと顔面蒼白になった美咲ちゃんは 私をギロリと睨みつけて、 ドンッ‼︎ 階段から突き飛ばした。