門は閉まっていない
だけど、ここから一番大切!
今日の一限目は英語
担任の仁先生の授業だ
この先生はかなり私に目をつけている
だから、用心して教室に入らなければ!
私はソーッと教室の後ろ側のドアを開けた
先生は黒板前、生徒はみんな真剣に授業を受けている
こういうときって窓側は困る
だって、廊下から一番離れてるじゃないか
私は自分が通れるくらいにドアの隙間を大きくした
この時点で気づくものはいない
腰を低くして、抜き足差し足で歩く
よし!!
このまま、まっすぐ私の席へ…
バンッ
「丸見えだぞ、川神」
私は一気に顔が青くなった

