竜彦がジーッとこちらを見てきた
なんだ?
「何見てる、気色悪いぞ」
「お前も…勉強するんだな」
私はその瞬間、竜彦の足を踏んだ
「いって!何すんだよ!!」
「うるさい、私だって勉強はする!中卒の分際でデカイ口叩くな!」
「中学卒業したら、父さんに芸能界に入れって言われたんだ!!勝手に人を問題児扱いするな!!」
「だったら、それなりの頭脳はあるはずだ。ほら、この問題を解いてみよ」
私はさっきからさっぱりわからない問題を竜彦に押し付けた
「よぉーし、兄の凄さを思い知らせてやる!」
そう言って、竜彦はシャーペンを握って、教科書の問題を解き始めた
30分後…
教科書の前から動かない竜彦、動かないシャーペン、重い沈黙…
「竜彦…わからないのなら、素直に『わかりません。すいませんでした。これから一生あなた様に逆らいません』と忠誠を誓え」
「なんで、俺がお前にそんなこと言わなきゃいけない!第一、俺は中卒だからこんなもの習っていない!!お前が習った問題ならお前が解いてみろ!それから、俺はお前を参考にして答えを解く」
うぐっ
そ、それは…

