気がつくと由宇の家にいた。
私はどうして由宇が怒ってるのか
ずっと考えていた。
束縛する由宇好きだよ。好きだけど…。
今日の由宇は特別怖かった。

「おい、麻結」

「なっ…んんっ///」

返事をしようとしたら
由宇は強引にキスをしてきた。

「ゆっ、由宇…?ど、したの?」
大人がするようなキス初めてだった。
私は戸惑って意識が朦朧としながら
由宇に聞いた。

「蓮と話してただろ。
それとお前が由宇以外に
興味はありませんって言ってたから
蓮に好きとか言われたんだろ?」

「…うん。」

「嫉妬した。ごめん、無理矢理キスして。」

「ううん、ちょっとびっくりしたけど
大丈夫だよ」
本当はちょっとどころじゃないけど
由宇のことは責められない。

「それと、言うの忘れてたけど
俺とあいつ幼馴染みなんだよ。
俺に彼女が出来たからって
茶化しに来てたんだろうから
言われたこととか気にすんな。」

「う、うん!由宇以外に興味ないし、
由宇以外好きにならないよ!
あ、でも裕美は好き…」

「なんだよそれ。笑
嬉しいけど嬉しくないような。笑笑」

「そこは嬉しいところでしょー?笑」

「そういうことにしとく。笑」

その後、蓮くんに私のこと好きかもって言っていたことを茶化していたのか聞いたところ由宇の言う通り茶化して…というか意地悪で言ったらしい。
とにかく、本当じゃなくてよかったと胸を撫で下ろした。本当だったらまた由宇のお仕置きだ…。

そんなこんなで由宇と私はたまに喧嘩はするもののすぐ仲直りして仲良く過ごしている。