「ばか」 隼人はそう言って優しく私を抱きしめた 「え…?」 私は隼人に包まれたまま何も言うことができなかった 聞こえてくるのはペースの速い心臓の音 もしかして隼人もドキドキしてるの…? 「だったら簡単に他の男に気ぃ許すな」 「許してるつもりはないけど」 「許してるっていうの、あれは。ほんとバカ」 隼人はそう言って少し強く抱きしめる