その時後ろから引っ張られて引き寄せられた そしてまっすぐな瞳で私に言う 「ねぇ、さゆり。お前は俺を嫉妬で狂わせたいの?」 「え…?」 「ちょっと来い」 そしてそのままりんご飴とは逆の方向に連れて行かれる なんでいきなり来たの? 今日は1度も私のことなんて見向きもしなかったくせに 美鈴さんだけ見てたくせに 自分がなんでこんなことを思うのかも分からなかった でもただ、苦しかった