私はそっと隼人の背中に手を置いた 「じゃあ隼人になら甘えてもいい?」 隼人になら言いたいこと言える気がするの それに今日も本当は早く帰りたかったのを察して先生に言ってくれたんだよね 隼人の優しさが胸に伝わってくる 「当たり前だろ。ツナギとは言え彼氏なんだから」 私は〝ツナギ〟という言葉に少しだけ胸が痛んだ気がした でもそれでも… 「ありがとう」 甘えていいって言ってくれた隼人の存在は私の中で何かを変えていった気がしたんだ