それから俺らは普通の恋人みたいに付き合うようになった でも俺はいつも不安でしょうがなかった もし今年の冬にその幼なじみが来たら…って考えたりして 俺も女々しいよな さゆりが離れていくことが正直怖かった だからちょっとでもさゆりに男の影があると俺は余裕がなくて 少し拗ねたふりしてさゆりが構ってくれるのを待っていた 嘘だとしてもそれで愛を感じたかった