「来年のクラス替えで同じクラスになるために今年1年頑張るんだよ!」 湧也は俺よりも意気込んでいた 「なんでお前そんなにやる気あんの?」 「だって寧々ちゃんも1組なんだもーん」 …そういうことか。 ぷくーっと顔を膨らませる湧也を横目に俺は密かに決心を固めた いいよ、やってやるよ 勉強すればいいんだろ? そしたらさゆりの眼中に入れるんだろ? …やってやるよ