「そんなプリプリすんなって〜」



「してねーよ…」




「とりあえず頑張ってみれば?お前が一目惚れとか超レアだし」




隣で鼻歌をかます湧也



こいつ、絶対楽しんでるだろ




「でもね、それには相当頑張んなきゃならないよ、隼人くん」




「…え?」



「甘いね…甘いよ君は。さゆりちゃんと恋するためにまずは…」



湧也はチッチッチッと指を振った



なんだ…なにが必要なんだ?