君からの好きって言葉がほしくて。




「あ、そういえば先生に頼まれてたんだった」



私は思いたったように席を立った




「え、始業式の日から!?」




「うん…」




「ほんとさゆりは優等生だよね〜」




優等生っていうか先生からの頼まれごとは断れない




去年、学級委員をやってるのもあって




何かと先生に頼まれちゃうんだよね




事務的な仕事は嫌いじゃないからいいけど…




さすがの私も始業式の日まで頼んでくるのには困った