離れようと体を動かす。 「っ!」 グイッとまた力強く抱きしめられる。 「でも俺、そんなの気にしないよ」 「わっ」 今度は頭上にキスが落とされる。 機械大好き。 オイルの臭いが染みつくのもたまにあり。 それでも少しずつ乙女な部分が、彼によってあらわにされる。 「もういっかいキスしてもいい?」 そう訊ねるものの、彼はわたしの答えを聞くまでもなく唇にキスを落とす。 「なっ、なっ」 初めての年上彼氏は、何かと刺激が強そうです。