案の定、菜穂にその事を告げれば


「はぁ〜?なんで私まで巻き込まれてるわけ?行きたくないってハッキリ断ればよかったでしょうが。」


と、怒られる始末。


「ごめん…。だ、だって美香ちゃんあんまりにも必死に頼んてくるから…」


「全く、お人好しも問題有りだわ。」


あーだ、こーだ、と怒りながらも1人で行けと突き放す事はしない。

それが菜穂。


「ごめんね菜穂!後で何か奢るから、ね?」


「……当たり前。」


頬っぺたをプゥと膨らませて、ドヤ顔をする菜穂は、良いことも悪いことも包み隠さずぶつけてくれる。


1年の時から私がどんなヘマをしてもこうして見捨てずに一緒にいてくれる本当に大好きで大事な友達。