夜更けになって読み始め、ワクワクしながらページを捲り続けました。

私が学生時代こよなく愛し続けてきた津軽先生の漫画。

再び読めることになるなんて信じられない。奇跡だとしか言いようがありません。

どんなに感動したか、言葉では伝えきれない感じです。


本当にありがとうございました。

このセレクトブックは、生涯を通じて私の宝物になると思います。

大事に大事に保管致します。そして必ず、全巻揃えようと決めています。


この感動を先生ご自身へのファンレターとして送りたかったのですが、残念ながら送り先が分からず、本に掲載されていた小野寺様の元へ送らせて頂くことにしました。

見も知らぬ私の名を読まれ、さぞ不気味だったろうと思います。

一言感謝と感動をお伝えしたくて、ペンを取らせて頂きました。

読む時間を割かせてしまい、誠に申し訳ございません。

今後も素晴らしい本の製作ができますことを心から祈っております。

そして、また素晴らしい本に出会えることを願っています。


最上 来未 』




パステルカラーで描かれた海景色の便箋上に並んだ文字は、美しくも丁寧に書かれてあった。

一つ一つの文字の大きさが同じで止めも跳ねも払いも、まるでお手本のように的確で見事だ。

使っているペンは油性ボールペンのようだが、一見、万年筆で書かれているようにも見える。