恋する想いを文字にのせて…

決別という名のものに相応しい歩き方だった。

弱々しさを隠しつつも、無理してでも前に進もうとしているように思えた。


それもこれも全部、家族という名の強い味方がいるからなんだ…と思った。

ほんの気紛れで書いた手紙を、本気にした自分が一番の馬鹿者だった…と反省した。






電車の扉が開いてホームへと降り立った。

煙るような空気が漂う中、津軽邸へと足を運ぶ。


山の谷間に残っていた根雪はなくなり、道路脇にはふきのとうが顔を出し始めている。



確かに季節は変わろうとしている。

変化のないことなど何もない。

ただ一つ……俺たちの関係だけを除いては…………。