恋する想いを文字にのせて…

想いの丈を話してもいいものかどうか迷った。

目の前にいる女性に拒否されることは十分考えられる。

しかし、何も言わずに別れることはしたくない。

例えどう拒否されても、彼女のことは諦めたくない気がする。

たった1通の手紙から始まった仲を、やはり続けていきたい…と思ったーーー。




「……これからも…会ってくれませんか?……」



言い終わらないうちに、彼女は頭を横に振った。

それから顔を上げ、俺の目をしっかりと見て答えた。



「ごめんなさい……小野寺さんとはもう会えません……」



言い終わると、深く頭を下げられた。





「私……結婚してるんです………」



その言葉を聞きながら、何処かで感じていたものを確信した。


私生活を話したがらないかった彼女の意図することを、つくづくと思い知らされた……。



最上来未は頭を上げると、俺の顔を見上げた。

その瞳には、泣いた様な跡が残っていたーー。