「もう止せよ!俺達も知らなかったんだ。
まさか去年のかるた部の不祥事が、仕組まれたものだったなんて!」
「もういい、もう分かったから、もう止めようよ!
月山さんにも、かるた部員にも…
そして去年の出場選手だった、城田結さんも、みんな、みんな罪がないことぐらい、ここにいる私達がキチンと理解できているから!」
「…って事だよ、乙女座。
今日この場所で何故、アイツが事を起こそうとしたかが分かった上で、お前は手助けしようとしていたはずだ。
じゃあ、この先に関しては、お前の活躍する場面が、もうない事ぐらい分かるだろ?」
「…連帯責任と言う負のイメージは、いったんついてしまえば、みんなの心から消す事は出来ない。
出来るとすれば、あれは連帯責任ではなかった、と言う新事実をもって、みんなの心を上書きするより他ない、って事よね、ヴァンパイア礼士?」
「その通りだ。ただ、小さな声だと、わざとであっても、連帯責任だと取る人もいるだろう。
だから…」
ーもう止めよう?先生だって、去年の出来事がかるた部は関係ないって分かっているからー
ーゴメンな、ゴメンな!
俺達かるた部の事を悪く言ってー
「…理論を超えるのは、いつも集団の熱だ、ハートだ。
あれだけの人数、特に熱い熱い文化部の奴らが一転して、かるた部の味方になりゃあ、今後一切、かるた部の文句を言う奴は、縛り首もんだろうな…
…ん、どうしたんだ、乙女座?」
「でも、本当にこれで良かったのかしら?
結局の所、谷本さんの復讐を手助けしたわけだし、それによって…」
そう言って、チラッと、亮と徳田先生を囲む生徒達の集団の輪の外に、力なくへたりこんでいるたえ子を見やった。
そんな春子に、ヴァンパイア礼士は言った。
「これはもう、復讐なんてものじゃあないさ。
正義を証明する為の戦いだった。
あの女は、一年越しに、受けるべき罰を受けただけさ」
そしてその後。
月山美加の大会出場自体は守られはしたが、代わりに、あれだけの騒動を起こした谷本亮は、しばらくの停学処分を言い渡された。
「…ふうん、もう落ち着いたんだ。良かったね」
雲一つない青空の下、校舎の屋上で春子は礼士と、美加のその後の様子について、横並びで手すりにもたれかかって話していた。
「谷本さんは、恐らく大会までには戻って来られるみたいだから、月山さん、それまで練習をかるた部の先輩達に手伝ってもらえるみたいですよ。
…一対三で(^_^;)」
「凄いね、やっぱり彼女は…(;・_・)」
「でも、考えさせられるテーマでしたね。
…連帯責任、か」
「そうだね。うんうん、そうだ。
…だからさあ」
「Σ(・□・;)エッ…」
「今後『こんな事』をわざとして、すぐにコイツの意識の中に隠れちゃえば、礼士を連帯責任としてみる事が出来ない故、俺様を殴る事が出来ない…なんてのはどゥ…ウグァァ…!」
「(−_−#)…
…お尻なり、胸なり触った時点で即反撃してあげるから、安心し、て、ねっ!」
「イテテッ!耳、耳引っぱんなって!
冗談だって、乙女座!」
「もう、いきなり礼士先輩から変化するなっ!
…あっ!と言う事はもしかして…」
「…悪の心を感じた時、もう一人の礼士、ヴァンパイア礼士現る、ってな。
また面白いネタが見つかりそうだ。
…成程、あいつか」
そう言ってヴァンパイア礼士は、屋上から見下ろした学校のグラウンドのとある生徒に目をつけると、
「またな!」
と春子に言い残し、屋上から疾風のように走り去っていった。
一人、屋上に残された、春子。
「もう、疲れちゃうε-(´o`;」
まさか去年のかるた部の不祥事が、仕組まれたものだったなんて!」
「もういい、もう分かったから、もう止めようよ!
月山さんにも、かるた部員にも…
そして去年の出場選手だった、城田結さんも、みんな、みんな罪がないことぐらい、ここにいる私達がキチンと理解できているから!」
「…って事だよ、乙女座。
今日この場所で何故、アイツが事を起こそうとしたかが分かった上で、お前は手助けしようとしていたはずだ。
じゃあ、この先に関しては、お前の活躍する場面が、もうない事ぐらい分かるだろ?」
「…連帯責任と言う負のイメージは、いったんついてしまえば、みんなの心から消す事は出来ない。
出来るとすれば、あれは連帯責任ではなかった、と言う新事実をもって、みんなの心を上書きするより他ない、って事よね、ヴァンパイア礼士?」
「その通りだ。ただ、小さな声だと、わざとであっても、連帯責任だと取る人もいるだろう。
だから…」
ーもう止めよう?先生だって、去年の出来事がかるた部は関係ないって分かっているからー
ーゴメンな、ゴメンな!
俺達かるた部の事を悪く言ってー
「…理論を超えるのは、いつも集団の熱だ、ハートだ。
あれだけの人数、特に熱い熱い文化部の奴らが一転して、かるた部の味方になりゃあ、今後一切、かるた部の文句を言う奴は、縛り首もんだろうな…
…ん、どうしたんだ、乙女座?」
「でも、本当にこれで良かったのかしら?
結局の所、谷本さんの復讐を手助けしたわけだし、それによって…」
そう言って、チラッと、亮と徳田先生を囲む生徒達の集団の輪の外に、力なくへたりこんでいるたえ子を見やった。
そんな春子に、ヴァンパイア礼士は言った。
「これはもう、復讐なんてものじゃあないさ。
正義を証明する為の戦いだった。
あの女は、一年越しに、受けるべき罰を受けただけさ」
そしてその後。
月山美加の大会出場自体は守られはしたが、代わりに、あれだけの騒動を起こした谷本亮は、しばらくの停学処分を言い渡された。
「…ふうん、もう落ち着いたんだ。良かったね」
雲一つない青空の下、校舎の屋上で春子は礼士と、美加のその後の様子について、横並びで手すりにもたれかかって話していた。
「谷本さんは、恐らく大会までには戻って来られるみたいだから、月山さん、それまで練習をかるた部の先輩達に手伝ってもらえるみたいですよ。
…一対三で(^_^;)」
「凄いね、やっぱり彼女は…(;・_・)」
「でも、考えさせられるテーマでしたね。
…連帯責任、か」
「そうだね。うんうん、そうだ。
…だからさあ」
「Σ(・□・;)エッ…」
「今後『こんな事』をわざとして、すぐにコイツの意識の中に隠れちゃえば、礼士を連帯責任としてみる事が出来ない故、俺様を殴る事が出来ない…なんてのはどゥ…ウグァァ…!」
「(−_−#)…
…お尻なり、胸なり触った時点で即反撃してあげるから、安心し、て、ねっ!」
「イテテッ!耳、耳引っぱんなって!
冗談だって、乙女座!」
「もう、いきなり礼士先輩から変化するなっ!
…あっ!と言う事はもしかして…」
「…悪の心を感じた時、もう一人の礼士、ヴァンパイア礼士現る、ってな。
また面白いネタが見つかりそうだ。
…成程、あいつか」
そう言ってヴァンパイア礼士は、屋上から見下ろした学校のグラウンドのとある生徒に目をつけると、
「またな!」
と春子に言い残し、屋上から疾風のように走り去っていった。
一人、屋上に残された、春子。
「もう、疲れちゃうε-(´o`;」



