「もしかしたら、その無理を…両立させる事なんじゃあないでしょうか?
もっと言えば、谷本さんがやろうとしている事を成功させてあげる事が、第三の結末なんじゃあ…」
「な、な、な、何を言ってるか分かってるのハルちゃん⁉︎
はっ、犯人の手伝いをする事が、第三の結末だって⁉︎」
「あ、あ、あくまでも直感に過ぎませんが、もっと分かりやすく言えば、こういう事です。
実は、谷本さんも本当は、第三の結末を願って実行しようとしている。
でも、それを谷本さんだけで実行しようとすれば、第一、もしくは第二の結末止まりで終わってしまう。
だから、私達が谷本さんを、第三の結末に向かえるように導いてあげれば、先程の無茶な両立が成立するのかもしれません。
第三の結末に結びつく為のアイテムを、私達が使用する事を谷本さんも認めている、という事ですし。
…とにかく、礼士先輩?もう少し調べたい事があるので、このパソコン、お借りしても良いですか?」
「あ、ああ、それは良いけれど…
ああ、は、ハルちゃんがおかしくなっちゃった!
は、犯人の手伝いをする事が、第三の結末だなんて…」
礼士は、額に右手を当てて、あぁ〜っと天を仰いだ。
そんな礼士をよそに、パソコンの画面に向かった春子。
だが春子自身、自分の今やっている事、言っている事を実は全て理解している訳ではなかった。
ただ、今の自分が、第三の結末という、今回起ころうとしている事件の核心に近づきつつある実感を、春子は肌で感じ取っていた。
ープロが、失敗なんかするはずないだろ?ー
昨日、弟の達也に言われた言葉を思い出していた春子。
一心不乱にパソコンの画面を見つめ、キーボードを叩き、マウスをカチカチと押して…
…二十分は経っただろうか。
ようやく、その手が、止まった。
「…礼士先輩?お尋ねします。
このページは、閲覧されましたか?」
「えっと、どれどれ…
…いいや、まだだね、って、あれ?
この内容は…」
「あの本を読めば、先にどうしてもそちらに目がいってしまって、城田さんと谷本さん、たえ子さんと月山さんの関係とも一致しますから、私達からすれば、よし、やった!って思っちゃいます。
特に先にこのヒント無しにあの四人の関係を掴んじゃった私達からすれば、凄い凄い私達、ってなっちゃって、いつまでたっても吸血奇術師の用意したミスリードに気付く事ができなかったのかもしれません」
「ハルちゃんの言ってる事が、よく分からないけれど、どういう事?」
もっと言えば、谷本さんがやろうとしている事を成功させてあげる事が、第三の結末なんじゃあ…」
「な、な、な、何を言ってるか分かってるのハルちゃん⁉︎
はっ、犯人の手伝いをする事が、第三の結末だって⁉︎」
「あ、あ、あくまでも直感に過ぎませんが、もっと分かりやすく言えば、こういう事です。
実は、谷本さんも本当は、第三の結末を願って実行しようとしている。
でも、それを谷本さんだけで実行しようとすれば、第一、もしくは第二の結末止まりで終わってしまう。
だから、私達が谷本さんを、第三の結末に向かえるように導いてあげれば、先程の無茶な両立が成立するのかもしれません。
第三の結末に結びつく為のアイテムを、私達が使用する事を谷本さんも認めている、という事ですし。
…とにかく、礼士先輩?もう少し調べたい事があるので、このパソコン、お借りしても良いですか?」
「あ、ああ、それは良いけれど…
ああ、は、ハルちゃんがおかしくなっちゃった!
は、犯人の手伝いをする事が、第三の結末だなんて…」
礼士は、額に右手を当てて、あぁ〜っと天を仰いだ。
そんな礼士をよそに、パソコンの画面に向かった春子。
だが春子自身、自分の今やっている事、言っている事を実は全て理解している訳ではなかった。
ただ、今の自分が、第三の結末という、今回起ころうとしている事件の核心に近づきつつある実感を、春子は肌で感じ取っていた。
ープロが、失敗なんかするはずないだろ?ー
昨日、弟の達也に言われた言葉を思い出していた春子。
一心不乱にパソコンの画面を見つめ、キーボードを叩き、マウスをカチカチと押して…
…二十分は経っただろうか。
ようやく、その手が、止まった。
「…礼士先輩?お尋ねします。
このページは、閲覧されましたか?」
「えっと、どれどれ…
…いいや、まだだね、って、あれ?
この内容は…」
「あの本を読めば、先にどうしてもそちらに目がいってしまって、城田さんと谷本さん、たえ子さんと月山さんの関係とも一致しますから、私達からすれば、よし、やった!って思っちゃいます。
特に先にこのヒント無しにあの四人の関係を掴んじゃった私達からすれば、凄い凄い私達、ってなっちゃって、いつまでたっても吸血奇術師の用意したミスリードに気付く事ができなかったのかもしれません」
「ハルちゃんの言ってる事が、よく分からないけれど、どういう事?」



