お面妖狐 〜覚醒妖狐と沖田総司〜 Ⅱ



「そうですか?
早めに帰ります?」


『…それは、嫌です。
総司と2人だけでいれる時間が短くなる
じゃんか…』


「え?」





ボソッと言った言葉は総司には聞こえなかったみたいでハテナマークを頭に
浮かべている。






「もう一回お願いします!」


『え?!…だ、だから…。

総司と2人だけでいれる時間が…短くなる
から嫌…』






もっと、総司と2人でいたいし…。

屯所だと、土方とかみんないるから2人で
いる時間がほとんど無い。

それが最近とても寂しい。







「白夜さん可愛いですね〜」


『なっ…』






か、かわっ…!!





ギュッ





「じゃあ、もっとこうしてましょう。

僕も白夜さんともっと2人でいたいです」





総司はギュッと私に抱きついてきた。
さっきよりもドキッと高鳴る胸の鼓動は
どうしても止められない。