「白夜さんは紅葉好きですか?」


『はい。紅葉した葉っぱも美味しいですよ?』


「ははっ!食べる事だけですか?
食いしん坊ですね」


『総司、酷いですよ…』





私食いしん坊なのか…。


だって、美味しいじゃん。
ご飯じゃん。
食料じゃん。





「す、すいません!!
嘘!嘘ですよ〜!」


『…まぁいいや』


「怒りました…?」


『怒ってない』


「怒ってますよね?!」






少しだけ…。






「白夜さん、許してくださいよ〜」


『許します。許しますから』


「あ、よかったです♪」






安心してニコッと微笑む総司に
ドキッと胸が鳴る。


胸元に手を当ててその鼓動を確かめる。



これが、恋…。

幸せな気分だ。






「どうしたんですか?
気分悪くなってきましたか?
傷まだ完全には治ってないですし…」


『ううん。大丈夫ですよ。
全然大丈夫ですよ』