総司が鞘から少し刀を出し、襖をバッと
開けると、そこには黒い物体。
「グスン…白夜様ぁ…」
総司が鞘の子尻でソレをつんつんとつつくとゆっくりとこっちを向いたお化け。
『「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」』
総司とソレを蹴飛ばして部屋から飛び出した。
「な、なんですか!アレ!!」
『し、知らないです!!!
人間じゃないです!!!』
土方の部屋の明かりがついていたから
スパンッと開けてスパンッと閉じる。
「な、なんだよ」
『「お化けです!!!」』
総司と涙目で土方を見ると、
土方は「何言ってるんだこいつらは」と
言う目、顔で見てくる。
「お化けですよ!!
真っ黒なお化け!!」
『あ、あれは人間じゃないです!!!』