サンプル~壊れた教室~

 振り向くと、いきなり連が私を抱きす

くめる。

「っ・・!?」

 頭が真っ白になって、体が硬直する。

 けれど連の吐息が首から耳元にかかり、

うぶ毛がゾワリと逆立った。

 気持ち悪さが全身に駆け巡り、抗おう

として手足を振り回した。

「や、止め、止めて!!」

 人を殺して、血で濡れた連の手で抱き

すくめられてると思うと、抗わずにはい

られない。

「いいだろ?死ぬかもしれないんだし」

 スルリとセーラー服のリボンに手をか

ける。