あの後私は倒れこだ。、目を覚ました

のは次の日になってから。ゲームの始ま

りから、1日たって、2日目。

 すべて夢で、私は自分の部屋でうなさ

れているだけだったらよかった。

 それがだめなら、記憶喪失てですべて

忘れていられたら。

 そんなこと思っていても、ここはちゃ

んと現実で、起こってることは本当で。

 鉛臭さで私は目を覚ました。

「・・・亜梨朱」

「綺月、良かった。大丈夫?」

 亜梨朱は心配そうな顔で私を覗き込

む。

 本当は大丈夫じゃなかったけれど、亜

梨朱の泣き出しそうな顔を見ると、そん

なこと言えなかった。