サンプル~壊れた教室~

「ごめんね、加子・・・。助けられなく

てごめんなさいっ・・・」

 謝った。

 制服のスカートが血で濡れようとも気

にしなかった。

「何だ、綺月。お前も俺に従わないの

か?」

 先生は私の泣きっ面を覗き込んで笑

う。

 私は赤くなった目で先生を一生懸命睨

んだ。怖いけれど、加子への罪悪感しか

なかったから。