サンプル~壊れた教室~

 加子と私達の様子を楽しそうに眺めて

た先生は付け足すように生徒たちに話し

た。

「助けたらその時点で助けた人は殺すか

らな」

 そんなこと言われたら、誰も助けるこ

となんかできない。

 加子は智夏の制服に縋り付いて懇願す

る。

「そうだ、智夏!私たち友達でしょ?助

けて!!」

 智夏は真っ青になりながらも、フルフ

ルと首を横に振って、制服に掴まれた手

を払い落とす。

「ご、ごめん。私、死にたくない!」