サンプル~壊れた教室~

 たださっきから、指先の震えだけは止

まらない。

「制限時間は1時間だ。この教室内で

ゲームをしてくれ。おい」

 先生はそう言って、サンプル達を呼ん

だ。

 サンプル達は、手にたくさんの刃物を

持ってる。

 カッター、ナイフ、ハサミ、包丁・・・。

 どれもギラギラとあやしく光っていて、

反射する光が目に痛かった。

「それでは、よーいスタート!」

 ガラガラッ

 先生とサンプル達は出て行った。

 私達の間に、幾本の凶器と殺意だけ

残ってる。

「み、みんな!いったん落ち着こ!」

 そう言ったのは奈津。明らか様に自分

も動揺しているけれど。

 私は奈津の声を聞いてるふりして、

ボーっと狂気の本数を数えていた。

 1,2,3・・・13本ある。

 私達の人数は・・・。

 えーっと、残ってるのは、私、神威

君、亜梨朱、陽輔、秋斗、玄真君、奈

津、姫奈、京華、レオナ、連、海斗、

晶か。ぴったり13人。