サンプル~壊れた教室~

「もう・・・・やだぁっ!!」

 変わってくすべてに嫌気がさし、誰も

いない静かな校庭に私の声だけが響く。

「何がヤダって?」

 するといきなり私の前にしゃがみ込ん

だ神威君。

 いつの間に来たのだろう、全然足音が

聞こえなかった。

「聞いてたの・・・?」

 急に恥ずかしくなって顔を真っ赤にさ

せた。

 神威君はうん、とにこにこ笑って頷い

た。

「あ、竜死んだよ?」

 さらっと神威君はとんでもないことを

言った。

 私はどう反応したらいいのか分からず

にうつむいた。

「さ、戻ろ?もーそろそろ戻んないとお

友達が心配するよ?」

 お友達って・・・何か嫌味っぽい。

 はぁ、とため息をついて立ち上がった。