サンプル~壊れた教室~

 神威君は薄笑いを浮かべながら言った。

 笑ってる神威君を見た陽輔は、何で笑って

られるンだよ、とでも言いたげな表情を

する。

 けれど私はすっと手で制する。

 陽輔とおんなじ思いだったけれど、で

も、私はハッキリと見えた。

 神威君のこめかみのあたりに、うっ

すらと汗が浮かんでいたのを。

「死んでるって・・・・・どういうこ

と?」

 唯架が真っ青な顔で、声を震わせた。

 どういうことって言われても、唯架

と竜がここにいることがおかしいのに。

 そう言おうとした矢先に、バタバタ

と足音がする。何人もの。

「あ、終わった?唯架も竜もいるし。

大丈夫だったってこと?」