サンプル~壊れた教室~

 私は姫奈をひとにらみして言い放った。

「でも開けないと、中にいる強史や雛は

どーなるの!?」

 姫奈はプルプルした唇をへの字にさせ

薄笑いに似た笑みを浮かべた。

「知らないわよ。っていうかあたしには

関係無いことだし」

 そう言って、フンッっと髪を掻き上げ

た。

 私と陽輔は、己のことしか考えてない

姫奈の言い分に眉をひそめる。。

「関係ないって・・・・・」

 私は重たいかぎのかかった扉を呆然と

眺めた。

 そこに、ここにいてはいけない人が

走ってきた。

「綺月、姫奈、神威、陽輔っ、どう!?」

 そう言ってきたのは、ミディアムヘアー

の唯架。