サンプル~壊れた教室~

「俺、ずっと前から先生のこと嫌いだっ

たんですよ。狂ったサンプルを好きだっ

て言ったりさ。で、今はサンプルを引き

連れて、俺たちの支配者になったつもり?

マジないわー」

先生が「狂った・・・?」と言ったのを、

私は聞き逃さなかった。

 これでハッキリした。

 先生の逆鱗に触れるのは、プライドと

サンプルをけなすこと!

 私は海斗に伝えようと思った。

 けれど海斗はもうわかったみたい。イ

タズラが成功した子供みたいに目をキラ

キラとさせて薄く笑ってる。けど手が、

微かに震えていることを私は分かってい

た。

「そうよ、先生もサンプルも狂ってる!

ばっかじゃないの!これだから馬鹿は嫌

なんだよ!ガラクタがガラクタうんで

どーすんの!?」