サンプル~壊れた教室~

「走る順番は最初は私と海斗、次に玄真

と奈津、最後に強史と雛。この作戦の要

となるから、頑張ろ!」

 コクリと5人は頷いて、亜梨朱も気合

入れのガッツポーズをする。

「扉を閉める人は、右側は神威と綺月、

左側は姫奈と陽輔ね。ここは瞬発力が問

われるから、遅れないで。頑張ってね!」

 姫奈は亜梨朱の言うことに渋々頷いて、

私と陽輔は向き合って頷きあった。

 神威君はこんな時にでも、棒付きのア

メを食べ始めてる。

 私は神威君に呆れながら聞いた。

「何味?」

「ん~、グレープ」

 そう言いながら、私に向かって棒付き

アメを差し出す。

「食べる?」