サンプル~壊れた教室~

 すぐに、気がたったらズケズケ言う子

じゃなかったような気がする。

 いや、でも。

 私はこれ以上考えるのを止めておいた。

 こんな状況で、これから大事な作戦を

実行するから、気が立っていたのだろう。

普段から、亜梨朱は京華たちにいい印象

を持っていなかったし。

 そう考え、2階に上がった。

 第3校舎は創立が古く、木製なため、

1段1段上がるごとにギシギシと音がす

る。

 あ・・・・・・・!

 階段を上りきって奥にある部屋が明か

りがついている。

 間違いない。

「あ、ここだ。みんな、準備オッケー?」

 亜梨朱がみんなを振り返って、最終確

認をする。